切断機の選定

切断機とは、金属、鉄、パネル、木材などの素材を切断するための機械です。切断する材料によってレーザー切断、ウォータージェット切断、プラズマ切断などの切断方法があり、用途に合わせて選定されます。

このガイドでは、電動ノコギリについては説明しません。

切断機を見る

  • 切断機の選定

    切断機を正しく選定するには、まず切断する「素材」の特徴について考える必要があります。 例えば切断機には金属用切断機プラスチック用切断機ファブリック用切断機、そして 木材用切断機 などがあり、切断の仕方はそれぞれ異なります。

    また切断する素材の厚さに対して、切断機が適切に調整されていること、作業台の寸法が切断する素材の寸法に適していることも重要な要素です。 そして必要な精度切断の質生産性に応じた切断機を選択する必要があります。

  • 切断のタイプ

    金属を切断するにはレーザー切断機プラズマ切断機、そして酸素アセチレンガス切断機が適当です。 金属製かどうかに関係なく、厚い素材の場合は、ウォータージェット切断機の使用をおすすめします。 布地、革、柔軟なプラスチック、紙、厚紙などの柔らかい素材を切断する場合は、ナイフ切断機がおすすめです。

    以下は切断する材料に適した切断機のリストです:

    プラズマ レーザー ウォータージェット 放電加工
    EDM
    酸素アセチレンガス ナイフ
    スチール X X X X X
    ステンレス鋼 X X X X X
    アルミニウム X X X X X
    X X X X
    黄銅 X X X X
    硬質プラスチック X X
    軟質プラスチック X X
    X X X
    繊維 X X X
    ガラス X X
    セラミック X X
    木材 X
  • レーザー切断機について

     

    Farley Laserlabのレーザー切断機

    レーザー切断機では、ミラーや光ファイバーによって導かれてきたレーザービームから発せられる熱が使用されます。 レーザーの種類に応じて、様々な材料を切断できます。

    レーザー切断では、レーザーをセットアップするだけで、工具を変えることなく切断加工できます。 切断幅が非常に狭く、複雑な輪郭に沿った切断ができ、 切断する素材によっては、切断速度が非常に速くなることがあります。 また完全に自動化されているため、人間の介入がほとんどなく、事故のリスクが大幅に減少します。

    レーザーで切断できる深さは約25mmと浅いです。 そのためレーザー切断機の主な用途は、板金(特に自動車産業用)やシャーシ(電気キャビネット、コンピューターなど)の製造です。 厚さが25mmを超える部品には、プラズマ切断が適しています。 レーザービームによって加熱される領域は小さくなりますが、温度が急激に上昇するため、変形する可能性があります。

    レーザー切断によりガスが放出されるため、切断機を使用する場所の換気をすることが重要です。

    主な利点 :

    • 高精度の切断
    • 高速高速
    • 質の良い切断面
    • 低騒音
    • 振動が少ない
  • プラズマ切断機について

     

    Voortmanのプラズマ切断機

    プラズマ切断機は、最大160mmの厚さの鉄 (スチール、イノックスなど)や非鉄 (真鍮、アルミニウムなど) だけに利用されます。

    プラズマ切断は、平均厚さ~厚めのプレートでは、レーザー切断よりも速く切断でき、薄いプレート~平均厚さのプレートでは、酸素アセチレンよりも速く切断できます。 一般的にプラズマ切断は、厚い金属板の切断に適しています。

    プラズマ切断の原理は、TIG溶接の原理と似ています。加工対象の金属板と電極との間にプラズマアークを発生させ、そこに起こるプラズマ気流で金属板を切断します。 プラズマ切断には空気、アルゴン、窒素、酸素、または水素が使用されます。 使用するガスに関係なく、ノズルと電極の定期的な交換をする必要があります。

    頻繁に使用する場合、携帯型プラズマ切断ステーションがあります。 放出される熱と金属から出る煙から、プラズマ切断は換気の良い場所で行います。

    主な特徴:

    • 厚い金属の切断(最大160mm)
    • 高速
    • 十分な換気が必要
    • ダクトと電極の頻繁な交換
  • ウォータージェット切断機について

     

    LDSAのウォータージェット切断機

    ウォータージェット切断機は、水圧を使用して厚さ600mmまでの全タイプの材料(圧力下で粉砕される強化ガラスを除く)を切断できます。 ただし正しい切断速度と優れた切断精度を維持するために、厚さが200mmを超えない材料を切断することをおすすめします。

    柔らかい素材、つまり刃で切ることができる素材には、純水を使用できます。 一方でより硬い材料の場合は、研磨剤を含む液体を使用する必要があります。 柔らかい素材の場合、 研磨剤がない方が工具の寿命が延びます。

    ウォータージェット切断では、部品は変形せず(温度による変形なし)、刃先は柔らかいです。 ただし騒音が多いです。

    切断は直線では比較的速くなりますが、方向が変わると急激に遅くなります。

    ウォータージェット切断機の値段は高いですが、レーザー切断機よりも手頃な価格です。

    主な特徴:

    • 非常に用途が広く、あらゆる種類の材料を切断できる
    • 変形しない
    • 騒音が少ない
    • まっすぐ切断できない場合、低速で切断します
  • 酸素アセチレンガス切断について

     

    Voortmanの酸素アセチレンガス切断

    酸素アセチレンガスによる切断機は、溶融金属に純酸素のジェットを送って切断します。 この方法は、特定の鋼にのみ使用できますが、400mmまでの厚さを切断できるという利点があります。

    作業の過程は遅いですが、生産性を高めるために、並行して動作する複数の酸素アセチレンガストーチを組み込んだものもあります。

    主な特徴:

    • スチールの切断専用
    • 最大400mmの切断厚
    • 切断速度が遅い
  • 放電加工機(EDM)について

     

    Makinoの放電加工機

    EDMマシンとも呼ばれる放電加工装置は、導電性材料の加工に使用されます。 300mmまでの厚さの材料を正確に切断できます。 原理は、放電を使用して加工物の表面を除去することです。

    この方法は、硬化鋼などの非常に硬い金属の切断に適しています。

    主な特徴:

    • 高精度の切断
    • 金属に限定しての使用
    • 非常に硬い金属の切断ができる
  • ナイフ切断機

     

    Eastmanのナイフ切断機

    ナイフ切断機は、最大50mmまでの厚さの 、ビニールなどの素材を切断できます。 さらに厚い場合は、ウォータージェット切断機がより適しています。

    この方法により、高精度の切断が可能になりますが、定期的に工具(ナイフ)を交換する必要があります。
    紙や厚紙などの梱包材にも使用できます。

    主な特徴:

    • 柔らかい材料の切断
    • 最大50mmの切断厚
    • 高い切断精度
    • 定期的なナイフ交換
関連したガイド
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (No Ratings Yet)
読み込み中...
コメントはありません

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です