固定ネジは、複数の部品同士を固定する機械的な固着具です。 ネジがあるお陰で、私たちは組み立てをしたり、分解することができます。 多くの人は、ネジとボルトを混同します。 2つとも固定と組み立てをするためのものですが、ネジはネジ山がのある一本軸で、ボルトはネジとナットから構成されています。
ボールねじは、ねじ軸、ナット、ボールから構成される機械要素部品のひとつであり、このガイドでは説明していません。
固定ネジは、複数の部品同士を固定する機械的な固着具です。 ネジがあるお陰で、私たちは組み立てをしたり、分解することができます。 多くの人は、ネジとボルトを混同します。 2つとも固定と組み立てをするためのものですが、ネジはネジ山がのある一本軸で、ボルトはネジとナットから構成されています。
ボールねじは、ねじ軸、ナット、ボールから構成される機械要素部品のひとつであり、このガイドでは説明していません。
ネジの選択基準の1つは、ネジ留めをする材料の素材で、 各素材に適したネジが存在します。 例えばコンクリート用のネジ、木工用ネジ、PVC用ネジ、石膏用ネジなどです。
また長さやねじ径などのネジ自体の特徴から選択することもできます。 これらの選択基準は、ネジの強度だけでなく、使用用途に適しているかどうかを正しく判断するために不可欠です。
ネジを購入する前に、適したドライバーやビットがあるかどうかを確認することもおすすめします。 一部のネジは特殊な形状をしているため、適した工具を使用する必要があります。
またネジ部の「ねじ山」にも注目しましょう。 ネジ山は、ネジ部全体または一部にのみある場合があります。
ネジの素材も重要な選択基準です。
ネジは使用用途の数だけ種類が存在します。
木材用ネジは、木材にネジ留めするために使用されます。 このタイプのネジは、通常亜鉛製やステンレス製で、ネジ径は小さいです。 多くの頭の形状は皿頭か丸頭で、 全長の2/3程度がねじ山になっています。
木ネジと堅木用ネジ:一般的に亜鉛製かステンレス製です。 小さく先端が鋭く尖っていて、ねじ山は全体にあり、 ねじ頭は皿頭で穴は十字形または六角星型です。 主な利点は自分でねじ込むことができ、事前に穴を開けることなく、木材にねじ留めできることです。
石膏ボード用ネジ:一般的に長く鋭く尖っていて、色は黒色であり、ねじ山は全体にあります。 ねじ頭は皿頭で、穴はフィリップス(十字形)です。
金属ネジは、様々な材料に使用されており、特にステンレスに使用されています。 事前にタップされた穴に使用するように設計されています。 長さ、ねじ頭の形、穴は多様で、 材料にねじ頭が入り込む必要がある場合に使用されます。 強度が高く、高温、切断および引き抜きに強いです。
板金ネジは特に強度が高いネジで、 尖った先端、丸い先端、平らな先端の3つのモデルがあります。 木材用ネジや堅木用ネジと同様のねじ山なので、混同しないように注意してください。 ねじ穴は、一般的にポジドライブまたは6角星型で、ねじ頭は皿頭、丸頭や円筒型などがあります。
コンクリ-トネジには、様々な素材、長さ、ねじ頭やねじ穴の形状があり、 幅広いねじ山が特徴です。 強度が高いため、プラグを使用する必要はありません。 ただしネジ留めの前に、事前に穴をあけることをおすすめします。
PVCネジ:一般的にステンレス製で、ネジ頭は皿頭で、穴はトルクスタイプの六角星型です。 ねじ山は非常に細かく、プラグを使用せずにねじ留めできます。
ラグネジは亜鉛製かステンレス製です。 長さは色々で、ねじ山は全体的でなく部分的であり、ネジ頭は六角形です。 大変抜けづらく、ネジが材料に入りやすくするために、先端が尖っています。
セルフタッピングネジは、タッピングネジとも呼ばれ、ドリルと同様の特徴により軟質金属、薄板金、プラスチックの穴開けが可能です。 ねじ穴のタイプは、フィリップス、ポジドライブまたは六角星型で、ねじ頭は皿頭や六角形またはドーム型があり、 建設業や自動車産業でよく使用されています。
ネジの頭部形状は、用途によって選択します。例えば頭部形状の種類には、頭部が素材に完全に埋るタイプのものや、素材から出るタイプのものがあります。
また厚い素材をねじ留めするには、次のような簡単に緩まないネジ頭を選びます。
ネジ頭の選択の次は、ネジ頭の穴の選択です。 ネジ頭の穴のタイプとネジ締め工具のタイプが一致してるかどうかを確認しましょう。
次は主なネジ頭の穴のタイプです。
すりわり :シンプルですが中心部がないので、 ドライバ-が滑り締めづらいという欠点があります。
フィリップス型また十字形:中心部があり、ドライバ-によくフィットするため、ネジ締めの際に滑りづらいです。 そのため手動または電動での締め付けでも、作業がより効率的になります。
ポジドライブ : フィリップス型また十字形が改善されたもので、 ドライバ-が滑りづらくなっています。 注意点は、ネジや工具を傷つける可能性があるため、フィリップス型また十字形のネジに使うネジ締め用工具を、ポジドライブ型のネジに使用することはおすすめしません。逆の場合も同様です。
ペンタローブ: このタイプのネジは、フィリップスネジや十字形ネジよりもドライバ-が滑りづらいため、素早くネジ締めができます。 一般的にコンピュータ-、タブレット、携帯電話などの電子製品に使用されています。
六角星型は、ポジドライブ形の穴のようにネジ締め工具の安定性を提供します。 ネジ穴の形のお陰で、工具やネジを傷つけないため、耐用年数を延ばします。
ネジは、用途に適した素材で設計されています。
セルフタッピングネジは、材料に自分でねじ込むことができるネジです。 そのためタップを使用する必要がなく、コストを削減できます。 また強度が高くしっかりと締まります。引き抜きや振動の両方に強いです。 木材、ステンレス、金属などの材料用に設計されており、 板金、自動車、プロファイルなどの多くの分野で使用されています。