継手を正しく選ぶには

継手は目立ちませんが、配管同士をつなげる重要な役割を果たしているパーツです。また私たちの日常生活の中にある多くの製品にも使用されています。
数多くの種類の継手が存在するため、ご自身の用途に合ったものを選ぶことが大切です。

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  • 継手の選び方

     

    STÄUBLIの空気圧継手

    目的に合った継手を選ぶには、接続の方法、継手が使用される環境、流体の性質・特徴、素材などに注意して選ぶ必要があります。

    • 接続方法 : ワンタッチ接続かどうか。継手には固定するタイプと取外し可能なタイプがあります。 継手の接続やメンテナンスをする時には、接続部分をよく確認し、用途に応じた継手の形状(ストレート、T字型、エルボなど)を選びましょう。
    • 使用環境 : 周囲の温度や大きな温度変化、凍結のリスクや紫外線、雨、湿度、水や泥の飛沫などの継手の使用環境を考慮に入れて選ぶ必要があります。また衝撃や振動、危険な場所で使用する場合は、保護レベルが必要になります。
    • 流体の性質: 流体のタイプ(圧縮空気、空気、水、油など)、温度、圧力、必要な流量(配管の呼び径による)に適したバルブを選択する必要があります。 [DN]  
    • 場合によっては、継手が標準規格に準拠 していることを確認する必要があります。
    • 素材 : 継手の素材(ステンレス、真鍮、プラスチックなど)とシールの素材(ニトリル、フッ素ゴム、エチレンゴムなど)は、接続される配管の素材と用途に合わせる必要があります。
  • 主な継手の種類

     

    ELAFLEXの燃料用継手

    継手には用途に応じて様々な種類があります。 例えば:

    • クイック継手またはワンタッチ継手は、主に3つに分かれます:
      • ワッシャー接続:ポリマーチューブに使用され、ボタンを押すだけの簡単な取り外しシステム。溝付きの接続口に、チューブをねじ込み式または溶接式で取り付けることができます。この種の継手は、コンパクトです。
      • クリップ接続:非常に頑丈で、過酷な環境や高圧のかかる配管に使用されています。主に溝付き金属パイプに使用されています。
      • 逆さクリップ接続:二重気密性と安全な取り外しができます。特に高い圧力下で使用されています。
    • ねじ込み式継手 :レンチで取り外しができます。必要に応じて解体できるように、継手の周りに十分なスペースがあることを確認しましょう。
    • ギレミン対称継手 : 化学薬品、石油化学薬品、食品産業、輸送、農業で広く使用されています。 接続方法には、リングソケット継手、雄ねじまたは雌ねじ継手、溶接継手など、様々な方法が可能です。ねじ込み接続式で、設置と取り外しには工具が必要です。 素材には、アルミニウム、ステンレス鋼、真ちゅう、青銅、またはポリプロピレンがあります。
    • 溶接用継手 圧着継手 :この種の継手は永久的な継手で、特に油圧回路に使用されます。
  • クイック継手について

     

    RTC Couplingsのクイック継手

    クイック継手は、信頼性が高い製品として知られています。 定期的な取り外しを予定している場合は、この種の継手が適しています。そして各部分がチューブに固定されていれば、工具を必要としません。選択の際に気をつけることは、2つの接続口がどのように配管に接続されるかを確認することです。高価なため、定期的に継手を取り外さない場合は、ねじ込み式の継手がおすすめです。

  • ねじ込み式の継手について

     

    AIGNEPのねじ込み継手

    ねじ込み継手は、取り外しを頻繁に行う場合におすすめです。

    接続は、一般的にレンチで行いますが、種類によっては手でねじ込むタイプのものもあります。ほとんどのねじ込み式継手にはシールが組み込まれています。  

  • 溶接・圧着継手について

     

    EFFEBIの圧着継手

    溶接継手また圧着継手は、給水システムなどの恒久的な用途の場合に使用され、真鍮または銅管向きです。  

    シールを必要とせず、機械的システムを使用ないので最も経済的ですが、その接続にはある程度の技術的能力が必要となります。  

  • 継手の素材について

    継手の素材は、継手を取り付ける配管の素材や配管内の流体の性質に適合していなければなりません。

    真空 圧縮空気 常温水 蒸気 液体食品 潤滑剤 液体・不活性ガス 液体・天然ガス
    スチール x x x x
    イノックス (INOX) x x x x x x
    アルミニウム x x x
    ポリマー x x x x
    ポリカーボネート x x x
    真鍮/銅 x x
    ニッケルめっき真鍮 x x x x
  • ねじ込み継手の選定について

    ねじ込み継手を使用する場合は、配管に取り付けられているものと互換性があるかどうかを確認する必要があります。

    まず、ねじを回す方向を確認します。一般に使われているねじは、右回りですが、例えばガスボンベや従来のねじでは外れる危険性がある場合には、左回りのねじが使用されることもあります。

    そして標準規格を知ることも重要です :

    • ISOねじ:最も一般的なタイプのねじです。気密性は、環状シールにより保証されています。円筒形のねじとタッピングねじは、「M」の後に呼び径がミリ単位で表示され、ピッチもミリ単位で表示されています(例:M8x1)。ガス接続の場合、円筒形のねじはGで識別され、円錐形のテーパーねじはJで識別されます。
    • アメリカで開発されたユニファイねじ:円筒形のねじをインチ単位で表したもので、1インチあたりのねじ山の数を表しています。ユニファイ並目ねじはUNC、ユニファイ細目ねじはUNFで識別されます。
    • アメリカで開発されたNPTねじ: 円錐形のねじで、シール剤(テフロンなど)でねじ部の気密性が保証されています。
    • BSPねじ:ガスに特化したねじです。円筒形(BSPP)もあり、ねじの底部にリングシールを追加することで気密性が確保されます。、円錐形(BSPT)の場合は、ねじにシール剤(テフロン)を追加することで気密性が確保されます。
  • 継手の形について

    継手を取付する配管に合わせて、その形状を選ぶことが大切です。例えば以下のようなものがあります。  

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