テレハンドラーの選び方

テレハンドラーは、農業、工業、建設業、公共事業などで使用される特殊なフォークリフトです。 テレスコピック・アームを装備した多目的な荷役機械であり、荷物(資材や商品など)を安定した状態で持ち上げ、移動、設置します。 テレハンドラーには4つの駆動輪が付いているため、あらゆる地形での作業が可能です。

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  • 最適なテレハンドラーの選び方

    テレハンドラーを選ぶ際の重要ポイント:

    • ハンドリングの種類 :積み込み/積み下ろし、または運搬/移動に使用するのか。
    • 扱う荷物 :どのタイプの、またどのくらいの重さの荷物を扱う予定なのか。
    • 持ち上げ能力 :テレハンドラーが支えることのできる能力。
    • ブーム・リフティングの高さ荷物を置く、あるいは移動させる場所の高さに対応したものを選ぶ必要があります。 市場に出回っているモデルの吊り上げ高さは、最大17メートルまでとなっています。
    • ブーム・オフセット :ブームの伸縮を表します。 ただし、ブームが伸びるほど、荷物は軽くなければなりませんのでご注意ください。
    • 種類 : 希望するハンドリングのタイプによって、回転式と固定式のどちらかが選べます。
    • サイズ :使用する作業スペースに応じて、テレハンドラーのサイズ(長さ、幅、高さ)がそのスペースに適合しているかどうかご確認ください。
    • 作業現場 :屋内、屋外、どちらでの作業なのか、また作業現場の土壌のタイプや、狭い場所や手の届きにくい場所で使うのかどうかも確認しておくとよいでしょう。
  • メリットとデメリットについて

    以下は、テレハンドラーのメリットとデメリットです。

    メリット :

    - 駆動輪が付いているので、あらゆる種類の土壌や地形で使用可能

    - フォークやプラットフォームなどのアタッチメントにより、幅広い荷役オプションを提供

    - 重量物の高所への移動や長距離移動が可能

    - 狭い都市部での作業が可能

    デメリット :

    – サイズが大きいため、屋内よりは屋外向き
    – 場所をとる(特にエンジン式)
    – コンパクトな屋内用モデルは非常に高価

  • 種類について

    テレハンドラーには、主に回転式と固定式の2つのタイプがあります。 両者は大きく違いますが、後にご説明いたしますように、どちらのタイプにも、様々なタイプのステアリング装置(四輪操舵、カニ走行、前輪操舵)を装備することが可能です。

    • 回転式
     MERLO SPA社製 回転式テレハンドラー

    MERLO SPA社製 回転式テレハンドラー

    回転式は、運転台とブームを装備しており、どちらも360度回転可能ですが、テレハンドラー本体は固定されたままです。

    回転式のメリット :
    操作が簡単で、手の届きにくい場所や不整地での作業に最適です。 さらに、最大リーチ46メートル、最大積載量45トンのブームを備えています。

    回転式テレハンドラーは、アクセスが困難な場所にも使用できるため、建設・公共事業でも広く使用されています。

    • 固定式
     JCB社製 小型テレハンドラー

    JCB社製 小型テレハンドラー

    固定式は、固定された操縦室と多関節アームを装備しています。 さまざまな持ち上げ能力を備えています。

    超小型テレハンドラー : 軽量で持ち上げ能力が小さく(最大2.5トン)、リーチが限られています(最大5.6メートル)。
    小型テレハンドラー : 最大リーチ10メートルで4トンまでの荷を持ち上げることができます。
    標準型テレハンドラー : 最大リーチ20メートルで4トンまでの荷を持ち上げることができます。 標準型テレハンドラーは産業界で広く使用されています。
    大型テレハンドラー : 最大7.2トンの荷物を持ち上げることができます。 しかし、最大リーチは10メートルに制限されています。 このタイプは建築現場などでの重量物の運搬に特に適しています。

  • 可能な作業について

    主に4種類の作業に使用可能 :

    • トラックの積み降し
    • 屋内または屋外での資材の運搬
    • 商品の移動と保管
    • 高所作業

    様々な分野で使用可能 :

    • 建設・公共事業
    • 農業
    • 工業
  • アタッチメントの種類について

    ブームに連結できる5種類のアタッチメント :

    フォーク     : パレットの運搬やトラックからの荷降ろしに便利
    マニピュレーター  : 樽、ドラム缶、バレル、コイル用
    コンテナスプレッダー : コンテナ荷役用
    バケット      : 砂や石などのバルク材運搬用。建築現場での清掃や埋め戻し作業などにも役立ちます。
    ゴンドラ                : 高所作業用に設計されています。

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