マザーボードは、コンピューターの主要部品のひとつです。 プロセッサーやハードディスクなどのPCパーツをつなぎます。 大きなプリント回路基板で、PCパーツが接続できるように、いくつかの接続ポートが装備されています。

マザーボードは、コンピューターの主要部品のひとつです。 プロセッサーやハードディスクなどのPCパーツをつなぎます。 大きなプリント回路基板で、PCパーツが接続できるように、いくつかの接続ポートが装備されています。
マザーボードには、いくつかの接続ポートがあります:
マザーボードの構造規格は、フォームファクタとも呼ばれ、マザーボードの物理的な寸法と配置を規格化したものです。
ATX (Advanced Technology Extended) :現在でも最も広く使われている構造規格です。 1995年にインテルにより開発され、多数のポートと7つの拡張コネクタを備えています。
ATXボードには様々なサイズがあります:
これらには、ATXケースが必要です。
Advantech社のATXマザーボード
BTX(Balanced Technology Extended):2004年に登場し、ATXの代用品として使用されるはずでしたが、ATXは現在でも広く使われています。
BTXの利点は、空気循環が改善され、騒音が低減した点です。
AT・Baby AT・LPX・NTXといった古い規格も、古いパソコンにはまだ残っています。
ソケットは、PCの頭脳であるプロセッサーをマザーボードに接続するための四角い板のようなものです。 各マザーボードには独自のソケットがあり、プロセッサーがメモリー(RAM)やGPU、周辺機器などのPCパーツと通信できるようになっています。 ソケットはマザーボードがメス、プロセッサーがオスです。
各プロセッサファミリーには、固有のソケットがあります。 そのため、PCパーツとの互換性を確認しましょう。 一部のマザーボードには、プロセッサをマザーボードにはんだ付けすることができます。
チップセットは、電子チップと回路で構成され、プロセッサとマザーボードに搭載されたすべての接続周辺機器(ストレージデバイス・拡張デバイス・USBスロット)、ビデオカードやSSDとの橋渡しをします。 チップセットはバスを管理し、プロセッサよりも多くのPCIeレーンに接続できます。
各プロセッサファミリーは、チップセットファミリーと互換性があり、それぞれ異なる機能を提供します。
以下はチップセットファミリーの例です:
マザーボード上のバスは、マザーボードをPCパーツや周辺機器に接続するために使用されます。バスには内部バスと外部バスがあります。
内部バス:データバスとも呼ばれ、内部PCパーツ(プロセッサーとメモリー)をマザーボードに接続、つまりCPU内部の回路を結ぶものです。 このバスは、ローカル周辺機器のみに接続するように設計されているため、ローカルバスとも呼ばれます。
構成は以下の通りです:
外部バス:PCをプリンタ、ハードディスク、スキャナなどの外部周辺機器に接続します。 例えばUSBとeSATAなどです。
BIOS (基本入出力システム) は、マザーボード管理プログラムです。 コンピュータの電源を入れるとすぐに起動し、基本的な操作(接続されたUSBキーの認識、ディスクの起動順序、インストールされているRAMの量など)を管理します。RAMの周波数など、さまざまなPCパーツの通信パラメータの選択ができます。
分かりやすく言うと、マザーボードのコントロールセンターです。 しかし近年では、その脆弱性からUEFI (Unified Extensible FirmwareInterface)を採用するメーカーが増えています。
最適なマザーボードを選ぶには、お使いのPCパーツと100%互換性があることを確認する必要があります。 以下は、互換性の誤りを避けるためのアドバイスです:
PCケース:マザーボードのサイズに合わせてください。 つまり、ATXのマザーボードには、ATXケースを選びます。 またケースのサイズは、接続される周辺機器のサイズにも適合していなければなりません。 例えば、新しいビデオカードのサイズは、すべてのケースに対応しているわけではありません。
ソケット:ソケットは、プロセッサーと同じでなければなりません。 例えば、インテル製ソケットLGA1150のマザーボードは、インテルLGA1150プロセッサーにのみ対応しています。
RAM周波数 :プロセッサーとマザーボードに適合していること。
電源:すべてのPCパーツに供給できる十分な電力を確保する必要があります。
ポートの速度:互換性に問題がなくても、転送速度が低下する可能性があります。