レベル計を正しく選ぶには

レベル計には、タンク用、燃料用、水位測定用（水位計）、機械用などがあります。

• タンク用レベル計：タンク内の液量を確認するために使用されます。

• 燃料用レベル計：車両に関連するもので、車両の燃料残量を示します。 センサーと表示器の2つで構成されています。 表示器は、レオスタットに接続されたフロートを使用して、タンク内の燃料レベルを測定する部分です。

• 水位計：容器内の水位の変化を測定します。

レベル計の種類には、チューブラ式、反射式、透視式、二色式、マグネットフロート式などがあります。 どれを選択するかは、最終的な用途と流体の性質によります。 流体の性質とは、例えば水（熱水、冷水、塩水など）、ガソリン、粘性流体などの液体の場合もあれば、粉末やバラバラの固形物などの乾燥物の場合もあります。

チューブラ式レベル計：対象となる液体が無毒で低圧の場合に使用します。

反射式レベル計：透明なガラス溝で光の屈折という光学原理を利用して、容器内の液位レベルを表示します。 直接見ることが難しい透明な液体を確認する際に使用されます。 前述した2つのタイプのレベル計には、購入費、維持費が安いという2つの利点があります。

透視式レベル計：光の屈折を利用するという点では、反射式レベル計と似ています。 ただし、反射式レベル計と違う点は、光を通すために2枚のゲージグラスが使われている点です。 このタイプのレベル計は、2つの異なる流体を扱う場合に使用されます。

二色式レベル計：ボイラー内の水や蒸気のレベルを検出するために使用されます。 それぞれ屈折率の異なる二色の光学フィルターを通した光学原理（光の屈折）に基づいています。 メーター本体の後方には、赤と緑の二色に発光する特殊なイルミネーターが取り付けられています。 赤は蒸気を、緑は液体を指します。 これにより、ボイラー内の水と蒸気のレベルを確認することができます。

磁気式レベル計：上記タイプとは違って、レベルを測定するためのゲージグラスは使用せず、反対に不透明な容器を使用しています。 同様に、光の屈折の原理ではなく、磁気吸引力の原理を使っています。

レベル計の長所：
– 簡単なシステムで使いやすい
– 精度・信頼性が高い
– レベルを継続的に確認し、情報を記録することができる。

レベル計を選ぶ際には、考慮すべき重要なポイントがいくつかあります。

測定範囲：レベル計が測定できる最小と最大レベルの範囲。 用途にあったレベル計を選ぶには、どのくらいの測定範囲が必要となるかを知ることが重要です。 なかには測定範囲を調整できる装置もあり、特に条件（環境、流体、容器の変更など）が変動する現場に適応しなければならない場合には、非常に便利です。

材料の温度範囲：装置を使用できる材料の最低温度と最高温度の範囲。

材料の密度：装置を使用できる材料の最大密度。